初めに
Happy New Year!!どうもイカエです。S25お疲れ様でした。
今期はオフがあったので調整がてら潜っていたら構築に手応えを感じたので勢いのまま最終日も潜っていました。午前9時付近で勝ちきれずに時間切れになったけど5シーズン使い続けた並びなのである程度の結果は出せてよかったです。
ってことで並びはこんな感じ。
相も変わらずザシランドパッチを擦ってました。
2021年はザシアンでしか2000達成できなかったです。
結果
メイン Asterism 最高2004 最終2000(138位)
サブ Till the End 最高1987 最終1904(330位)
目次
考察
竜王戦ルールも5シーズン目なので環境が煮詰まってきて固定の並びが多くなったように感じたのでよくあるテンプレを洗い出す所から始めた。
初手ダイマ+ザシアン+詰め
ラグザシドラパ
黒バド+ステロ+ゴツメ
オーガ+クッション
対面オーガ
イベル+受け駒+メタモン
日ネクスタン
3桁以降は10回中7〜8回は上記のどれかに当たるのでテンプレパにはできるだけ取りこぼさないようにすることを最初に考えた。
構築経緯
- 軸の決定
- 上記の伝説が相手ならザシアン以外に明確な不利を取らない
- 珠サンダーに後投げが間に合う
- 受けを崩せる
- 技範囲が広い
- 使い慣れている
以上の理由から今期はパッチラゴンが強いと考えて軸に決定した。
- 伝説枠の決定
軸のパッチラゴンがダイマ前提の運用となるのでダイマを切らなくても強い禁伝から選ぶ必要があった。ムゲンダイナも候補にあがったがパッチラゴンと弱点が被るのである程度補完の取れるザシアンに決定した。
歌うラッキーの存在自体がストレスなのでそこに強い点も評価した。
- 一貫切り
ザシアン+パッチラゴンでは真っ先に地面が重くなるので地面の一貫が切れる霊獣ランドロスを採用した。
ザシアンに受け出せる点、草結びでヌオーをスムーズに処理できる点、サンダーのダイマックスを誘発できる点を評価している。
〜ダイマックス誘発〜
あえてサンダーがダイマックスしたくなる対面を作ってからパッチラゴンに引くことで相手に弱いダイマックスを使わせることができます。
ザシアン+サンダー+地面のような構築が相手だとサンダーにしかダイマを切れないのでこの動きの成功率はかなり高いです。
- 不利な伝説対策
ここまでで黒馬バドレックスと日蝕ネクロズマが重いと感じたので汎用性を保ちつつある程度対策になるスカーフ悪ウーラオスと火炎玉ミロカロスを採用。
結局S17から使い続けている5体が並んでしまった。
- 補完
5体はほぼ確定だったが残り1体が決まらなかった。
↓実際に試してみた候補たち↓
黒バドに強くランド+ドヒドイデの並びへの牽制になるポケモンを探していたがどれもしっくりこなかった。
色々と試行錯誤した結果、最終的に相手の選出を歪ませられるサンダーに落ち着いた。地面タイプに強いサンダーと特殊受けに強いパッチラゴンを組み合わせることで選出択を押しつけられる点が採用に至る決定的な理由になった。
最終的な並び
全員が攻めと受けに参加できるサイクル構築を目指したがサンダーを出すときは対面的な動きになる構築となった。
あと見た目がカッコいい。
個体解説
ザシアン@朽ちた剣
意地 不撓の剣
実数値 195-242-136-×-136-174
努力値 H220 A236 B4 D4 S44
巨獣斬 じゃれつく インファ 電光石火
非ダイマエース、クッション、スイーパー
何回もザシアンの記事書いてると書くこと無くなるので軽い説明だけ。
ザシアンはサイクル中に受け出しから即座に攻めに移行できる部分が一番の強みだと考えているのでその強みを最大限活かすために配分はHAベース。
呑気(S個体値0) 威嚇
実数値 196-165-156-125-101-86
努力値 HB252 D4
地震 岩石封じ 蜻蛉返り 草結び
物理受け
なんの捻りもない普通のゴツメランドロス。
攻撃を受けるだけでザシアンのHPを削れるのでザシアン入りに対しては100%選出した。
ザシアンサンダーヌオーが流行っていたのでこの技構成が一番使いやすかった。
サンダー@ラムのみ
控えめ 静電気
実数値 165-×-106-194-110-152
努力値 CS252 B4
ライジングボルト 暴風 電磁波 身代わり
あくび展開ガチアンチ
構築の軸にするなら珠の方が強いがあくまでも補完で火力アップアイテムを持つ必要がなかったのでラムのみを持たせた。
現環境の黒バド軸はあくび展開とセットなことが多いのでラムダイジェットであくびを封殺しつつ後発で出てきた黒バドに麻痺を入れてザシアンで上から殴れるようにすることでキツかった黒バドにそこそこな勝率が見込めるようになった。
電気技は初手ダイマサンダーミラーでの乱数意識でライジングボルト。熱風は打ちたい機会がなかったので先行ダイマした後に相手のダイマを枯らせる身代わりを採用した。
陽気 不可視の拳
実数値 175-182-110-×-81-163
努力値 AS252 D4
暗黒強打 インファ ストーンエッジ 蜻蛉
基本は黒バドでたまにカイオーガにも投げる。
黒バドに対しては蜻蛉で襷を剥がしてから暗黒強打で倒すのが基本ムーブ。ゴツメサンダーが出てきそうならストーンエッジを押して、メタモンがきそうならインファを押す。スカーフウーラは裏に通る技押すのが強い使い方なので安定しなくて苦手だったがダイマ無しルールと合わせて7シーズンも使ってると大体読めるようになってくる。
性格に関してはサンダーへの乱数を意識するなら意地の方がいいがカイオーガ入りに出す選択肢として残しておきたかったので最速にした。
パッチラゴン@とつげきチョッキ
意地 はりきり
実数値 165-151-110-×-117-115
努力値 A140 D212 S156
でんくち 逆鱗 けたぐり 燕返し
ダイマエース、特殊受け、受け崩し
役割過多なのはザシアンではなくパッチラゴンが構築の軸となっている証拠。
ダイマックスの状況判断が苦手なのでこのポケモンにしかダイマを切らないような構築を目指した。そのため選出率は8割以上でほとんどの試合でダイマックスを使った。初手ダイマで数的有利を取るorサンダーのダイマに受け出して切り返しで制圧する動きのどちらかを取ることで試合のテンポを掴んでいく。
ミロカロス@かえんだま
図太い 不思議な鱗
実数値 202-×-144-120-146-101
努力値 HB252 D4
熱湯 ミラコ 黒い霧 自己再生
クッションとか詰ませとかメタモン対策とか色々兼ねている。パーティの痒いところに手が届くので困ったらとりあえずのノリで選出できる。毎ターンHPが減る以外は本当に文句がない。
選出
覚えるのめんどくさかったらザシパッチ@1で基本はOKです。あくびだったらサンダー出す感じで選出はそこまで複雑ではないです。
ザシアン軸 有利
基本
++
ランドで様子見して試合を展開していく。
初手サンダー対面できたらパッチ引き、初手ザシアン対面できたら地震。相手の選出画面にウオノラゴンがいてもカイオーガ対策枠と割り切って怯えず初手ランドを出すことが大事。
詳しく書いた過去記事があるのでわからなかったらこちらを読んでください。
vsラグドラパザシアン
++
ドラパ入りは後手に回ると一瞬で負けるのでサンダーでラグ展開を阻止してから裏のポケモンに電磁波を入れる。
カイオーガ軸 微不利
++
初手ミロカロスでカイオーガのかみなりを誘ってパッチラゴンに交代。カイオーガとHP9割のパッチラゴンが対面している盤面ができるのでダイマを切って数的有利を取りに行く。
試合展開上どう頑張ってもダイマ切れたパッチラゴンでカイオーガに殴る盤面ができるので必然的に8割運ゲを強いられる。
黒バド 微有利
黒バドカバ
++
その他
++
黒バドピンポイントの対策枠を設けているのでそれなりには戦える。
あくび+黒バドでサンダーを見てそうな構築には初手ラムサンダーのダイマでイージーを取れる。明確なサンダー受けがいる構築にはパッチラゴンを投げる。
イベル 互角
++@1
イベルタル自体はザシアンでもパッチでも対処が効くが取り巻きのメタモンやドヒドイデがかなり面倒なのでパッチラゴンを通すことを意識する。カバのあくびでサンダーを見てそうな構築ならパッチの代わりにサンダーを投げることも視野。
日ネク 不利
++
身代わり竜舞で即GG
身代わりないやつならパッチラゴンで数的有利取ってミロカロスでTODを狙う。
ダイナ 不利
++(or)
型多すぎて無理
上位帯のムゲンダイナは受けループが消滅した結果、コスパもハーブもいるし眼鏡もスカーフもいたので本当に無理だった。
受けループはパッチの初手ダイマで数的有利取ってミロカロスでTODする。
重いポケモン
竜舞珠ドラパ 今期の敗因No.1
バシャーモ 物理か特殊か申告してくれ
メタモン ほとんど切ってる
鉢巻フェローチェ ミロの回復が間に合わない
後語り
勝ちきれなかったけど楽しかった!
元旦の朝からポケモンやるようなクレイジーな人たちとの真剣勝負が楽しくないわけないんすよね。もちろん9時まで粘って目標の最終2桁に届かなかったのは悔しいけど久しぶりに純粋な心でポケモンを楽しめた気がしました。
来期以降は対戦をやるか未定ですがまたどこかでリベンジしたいとは思っています!
余談ですが前期にあまりにもわかりやすい構築記事を見つけてしまい、感銘を受けたので自分なりにわかりやすい記事になるように工夫してみました。できればその辺の感想が欲しいのでよければリプ等で教えていただけると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
スペサン
最終日に通話してくださったケロケロさん、RaMuさん、らんぽけさん、ルーシィさん
おまけ
サブロムで使ったTill the Endの由来はReoNaのSAO10周年記念テーマソングです。
歌詞の一つ一つがキリト君の生き様を描いた素晴らしい曲で2021年はかなりの回数聴いてました。
君と見たい未来 願いがもし許されるなら
汚れたままの手で Till the End 世界の果てまで