初めに
どうもイカエです。S30お疲れ様でした。
5月初め時点では9世代までランクマ休止を考えていましたがGWにあったHazeとポケリーグオフに感化されてしまい終盤だけですが潜っていました。
自分なりにサイクルを回せるザシアン軸を試行錯誤した結果、禁伝2体ルールで初めて2000を達成したので構築記事を書こうと思います。
ってことで並びはこんな感じ
禁伝1体環境で6シーズン使い続けたザシランドパッチを禁伝2体ルールに落とし込むことができて満足です。
レンタル
経緯
前期に結果を残したともさんの引き先を用意したバドザシでポケリーグオフの予選を抜けたのでこれをベースに自分が使いやすい形にカスタマイズすることにした。
参考元
【剣盾S29 最終46位】残業サイクルバドザシアン - Pandit's record
※掲載許可ありがとうございます!
構築の根幹であるザシバド+ゴツメランド+チョッキバンギでほとんどの試合はサイクルが回せると判断したのでこの4体を軸に補完を考えていった。
本家との大きな変更点は二点
サンダー →パッチラゴン
珠サンダーの使い方がよくわからなかったのとポリヌオーやジガルデ、ホウオウに詰まされるのが嫌だったのでサンダーではなくパッチラゴンを採用した。持ち前の崩し性能を最大限高めるために命の珠を持たせた。
ラッキー→ガマゲロゲ
受けしかできないポケモンの練度が低く、カイオーガ入りに対して窮屈な立ち回りを強いられた。そのため受けに回らずに切り返すための手段として貯水持ちを構築内に入れる必要性を感じた。貯水の中で最も攻撃的な動かし方ができるポケモンを考えた結果、鉢巻ガマゲロゲが適任であると感じたので構築のラストピースとして嵌め込んだ。
回復ソースの無い有限サイクルではあるが、攻めながら受け性能も両立できる単体性能が高めなポケモンだけで固めることができた。
コンセプト
- 噛み合いじゃんけんを克服するため可能な限り引き先を用意してサイクルを回す
- サイクルが回らない場合は個々のパワーで押し切って誤魔化す
個体紹介
ザシアン@朽ちた剣
意地 不撓の剣
実数値 195-244-136-×-136-172
努力値 H220 A252 B4 D4 S28
巨獣斬 インファ ワイボ 石火
調整
HB 陽気ランドの地震確定耐え
A 特化
S あまり
サイクルがコンセプトの場合はヒットアンドアウェイを繰り返すので耐久と攻撃力を両立できるHA以外は考えられなかった。
技はメインウェポンの巨獣斬、鋼タイプやポリ2相手に後手に回るのが嫌なのでインファイト、ホウオウナットに有利に立ち回れるワイルドボルト、詰めに使う電光石火を選択した。
呑気(S個体値0) 威嚇
実数値 196-165-156-125-101-86
努力値 HB252 D4
地震 岩石封じ 蜻蛉返り 草結び
調整
HB ぶっぱ
D 臆病ダイナのメガネダイマ砲確定耐え
S 最遅
ランドロス界最弱の型だが、伝説環境では最も信頼を置いているザシアン受け。ヌオーのように次の攻めに転じられないポケモンが苦手だったのでランドロスを選択した。相手のザシアンに2〜3回ゴツメに触ってもらって黒バドのビット圏内に押し込むのが理想。今期は同じ系統の構築が流行っていたので最遅で得した場面がかなり多かった。
パッチラゴン@命の珠
陽気 はりきり
実数値 165-152-110-×-91-139
努力値 AS252 D4
でんくち 逆鱗 けたぐり つばめがえし
イベルネクロ、ホウオウナット、ポリヌオーのようなサイクル構築を強引に崩す枠。S甘えた中速の禁伝を上から叩くために最速。ポリヌオーでは受けが成立しないが、メタモンにコピーされてもザシアンやランドに技が一貫しない点が強い。理想に近い崩し枠だった。
ザシバドの圧力もあってかパッチラゴンを軽く見た選出をしてくる相手が多く、受け気味のサイクル相手にイージーを取れることも多かった。
黒バドレックス@スカーフ
控えめ 人馬一体
実数値 191-×-128-217-121-178
努力値 H124 B220 C100 D4 S60
アスビ 未来予知 ドレキ 光の壁
調整
HB +1特化巨獣確定耐え
S 最速カミツルギ抜き
C あまり
初手の様子見、サイクル要員、スイープ役、構築内唯一の特殊アタッカーなど役割が多く、とりあえずで出しても腐らないので一番選出率が高かった。
メインウェポンのアストラルビットは確定。エスパー技はダイサイコ2発でポリ2を倒したかったのでダイマックス時に最大打点の取れる未来予知を選択。サブウェポンはあくびループを強引に抜け出すためのダイフェアリーとして使えるドレインキッスにした。ダイウォール媒体は一般的にはトリックだが、受け構築の処理はパッチラゴンに一任したので出来ることの幅が広がる光の壁を採用した。
光の壁が有用に働く場面
- 初手ディアルガやサンダーに対してのダイマ択緩和
- イベルのジェットに後投げしてから光の壁で退場→ザシアンが晴れ珠バーンを耐える
- HBゼルネに対して上から壁を貼りザシアンが殴り勝てるようになる(やや願望寄り)
- カイオーガに壁→ゲロゲorパッチで詰める
もちろんトリックが欲しい場面もあるが、イベル入りに躊躇なく黒バドを出せるようになるので選出の幅が広がる点を評価した。
意地 すなおこし
実数値 207-198-130-×-120-88
努力値 H252 A204 S52
エッジ 噛み砕く 地震 馬鹿力
調整
H ぶっぱ
S ミラー意識で速め
A あまり
黒バドやイベル相手に攻撃的なサイクルを形成する際の特殊受けがバンギラス以外に思いつかなかったので原案と同じくバンギラスを採用した。黒馬をメタモンにコピーされた時の引き先としても使うので受け出し回数を増やせるチョッキを持たせた。
ストーンエッジ、噛み砕く、地震は役割遂行上必須でもう1枠はダイナックルを積むことでポリゴン2を処理する可能性を作ることができる馬鹿力を採用した。ダイナックルがあることで羽休めで粘ろうとしてくるイベルにも勝てる。
ガマゲロゲ@こだわりハチマキ
意地 貯水
実数値 191-159-116-×-96-97
努力値 H84 A236 B164 D4 S20
調整
HB 特化+1ザシアンのじゃれ確定耐え
陽気珠ランドのダイジェット93.7%耐え
A 地震でH252ザシアンが確定1発
カイオーガがあまりにも重かったのでピンポイントメタとして採用した。カイオーガが出てこなくて腐ることが嫌だったのである程度単体性能を確保できるハチマキを持たせた。最終日はザシオーガに当たってもカイオーガが全く出てこなかったので立ち回りを確立できなかったのが悔やまれる。
選出
禁伝2体選出にこだわらない!
ゲロゲ以外は禁伝レベルの数値ある一般枠なので伝説を出せなくてもパワー不足に感じることは少なかった
取り巻きによって多少変わってくるのであくまでも目安です
ザシオーガ
黒バド+ゲロゲ+ランド(orザシアン)
初手ダイマのサンダーやランドケアで黒バドから入る。オーガが来たらゲロゲに引いて、ザシアンが来たらランドに引く。
ザシバド
黒バド+ランド(orザシアン)+バンギ
ランド初手投げで後手に回らなさそうならランドから投げても良き。ザシアンにはランドをぶつけて黒バドにはバンギをぶつける。
ザシイベル
ザシアン+ランド+バンギ or 黒馬+ザシアン+ランド
マンムーがいない場合はバンギを選出する。マンムーがいる場合は初手マンムー一点読みで黒バドを合わせてダイフェアリーをする。相手がイベル引きならダメージレースで有利になり、引かれなくてもマンムーを処理した後に光の壁で退場すればザシアンでイベルのダイマに対処できる。
ホウオウ絡み
ザシアンor黒バド+パッチ+ランド
ホウオウにランドを合わせて蜻蛉でうまい具合にパッチラゴンを着地させる。
メタモン入り
ザシアン+ランドもしくはバド+バンギのセットを投げるように心がける。襷メタモンはゴツメやバンギの砂があるのであまり気にならなかった。(スカーフの方がしんどい)
他に気になる選出が有ればDMやコメントをいただければ答えます。
成績
ランクマ
最高最終2003(98位)
最終日レート1903スタートで11勝4敗
オフ
法政3キャン交流会 全勝優勝
Liborn Off ベスト8
葉桜杯夏の陣 ベスト8
後語り
苦手意識があった禁伝2体ルールで最終2桁取ることができたのは正直言って上出来です。引き先を用意するという自分が理想とするポケモンを思い入れのあるザシランドパッチで表現することができて嬉しいです。これで安心して9世代に行けますね。
おまけ
僕がやりたかったゲームプランをまとめたものです。今回の構築はそれをうまく体現できているので気が向いたらこちらも読んでいただけると嬉しいです。