はじめに
どうもイカエです。S1お疲れ様でした。
目標にしていた最終2桁を取ることができたので記事を書こうと思います。
ってことで並びはこんな感じ。
良い構築名が思いつかなかったので語感で決めました。
経緯
- 天然勢やキョジオーン、アンコールカイリューなど物理方面の詰ませが環境に多く、基本選出に特殊ポケモンを入れるべきだと考えたため毎試合出せるスペックの特殊ポケモンを軸に組み込むべきと第一に考えた。
- 偉いサイクルは練度が低いと後手に回って簡単に崩されると感じたため多少の汚いプレイングには目を瞑り、対面的な動きで殴り勝つ構築の方が最終的な勝率が見込めると考えた。
軸の設定
頑丈で行動保障を持たせつつ、遅い相手を上から一方的に殴り倒せる準速眼鏡ジバコイルなら毎試合選出できるスペックがあると判断したため構築の軸に。ジバコイルがウルガモスの起点になるのが嫌だったので汎用性がありながら自然にウルガモスを対策できるスカーフガブリアスと鉢巻カイリューを基本選出とした。
補完
この時点でサザンドラとセグレイブが重かったの両方と殴り合えるチョッキヘイラッシャを採用。特殊ポケモンをもう1体入れたかったので鋼テラス込みで他のドラゴンに対して動きやすそうなサザンドラを採用した。
最終日の微調整
ラスト1枠に役割を持たせることが難しく苦戦していたが、最終日付近に電磁波ドドゲザン+羽アンコ竜舞カイリューにボコボコにされ対応範囲の広さに感銘を受けたので鉢巻カイリューからゴツメカイリューに変更。ついでにヨプドドゲザンをラスト1枠に組み込んだ。
ドドゲザンを実際に使ってみるとSが遅く電磁波が効かない相手に対して動きにくかったため電磁波以外のS操作手段を持つデカヌチャンに変更した。
最終的にジバコイルやガブリアスを駆使した対面的な選出とステロアンコ電磁波からカイリューを通す展開的な選出の2パターンから勝ち筋を選ぶ構築になった。
個体解説
デカヌチャン@メンタルハーブ
性格:腕白 特性:型破り テラス:炎
実数値 191-96-132-×-126-124
努力値 H244 A4 B180 D4 S76
岩石封じ ステロ アンコール 電磁波
調整
S 自分のカイリューと同じSライン
カイリューと同じS実数値にすることでデカヌチャンの死に出しでカイリューを出す際に技選びを安定させることができる
電磁波が効かないガブリアスに対して岩封→ステロの動きが取れる点を評価して採用。この動きをするとデカヌチャンが地震で倒されてもカイリューが上からアンコールできるようになるためガブリアス対面の択が解消される。上位で主流だった風船を持っていない理由もこの動きがしたかったため。地震をあえて誘うことでアンコ竜舞カイリューのお膳立てをする。
持ち物はアンコールカイリューやミラーを意識したメンタルハーブを持たせた。発動機会は少ないが安心感に繋がった。
全く火力の無い起点作りでありながらアンコールや電磁波のおかげで相手の起点にならない点が非常に使いやすく、初手置きでも裏から出しても仕事をしてくれた。
テラスタイプはウルガモスと偶発対面した時を意識して炎にしたが一回も切らなかったので正直なんでもいいかも。
性格:意地 特性:マルチスケイル テラス:飛行
実数値 198-170-122-×-122-124
努力値 H252 A4 B52 D12 S188
テラバースト アンコール 竜舞 羽休め
調整
HBD 総合耐久意識で振り分け
S +2でスカーフサザンドラ抜き
最終日付近に出たエルブレス様の原案を参考にSラインを自分が使いやすいように調整した型。流行っていた型なので唐突なメタに轢かれることもあったがデカヌチャンと組み合わせることで対応範囲がとんでもないことになる。出来ることはアンコ+ゴツメによる詰ませ、竜舞による全抜き、電磁波と組み合わせることによる確率引っかけなどなど。一般的なカイリューの弱点であるステロもS操作を組み合わせると上から羽休めが出来るため、ほとんど気にならないおまけ付き。
テラス前提な点やステロを絡めてようやく本来の強さを発揮する点など使いにくい要素はあるがそれを加味しても有り余るほど頭抜けた性能がこのポケモンの魅力だった。
本家では天然入りの構築にも投げていたという記載があったが天然持ちはジバコイルやサザンドラといった特殊ポケモンで解決していたので見境なく投げるほどは選出しなかった。
性格:意地 特性:鮫肌 テラス:鋼
実数値 183-200-116-×-105-154
努力値 AS252 B4
逆鱗 地震 アイへ 寝言
初手から雑に投げて上からの逆鱗で数的有利を狙ったり、試合終盤に出して削れた相手をスイープするような使い方をした。
採用した当初は+1ウルガモスを抜きたかったので最速にしていたが火力不足が目立ったため意地っ張りに変更した。
技構成はよくある3ウェポンに加えて立ち回りの幅が広がる寝言を採用した。寝言のおかげで勝てた試合も数試合あった。
テラスはドラゴンとフェアリーの一貫が切れる鋼タイプ。テラス前提の運用をしないため臨機応変に対応できるところは使いやすかった。
襷とスカーフのドラゴンを考慮できない点、逆鱗でこだわるとフェアリーテラスカイリューやHBサーフゴーに簡単に起点になるなど弱い要素しかなかったため要検討枠。(ダブルチョップ返してくれ)
性格:臆病 特性:浮遊 テラス:鋼
実数値 167-×-111-177-110-165
努力値 CS252 B4
悪の波動 ラスカ 悪巧み 身代わり
崩しの駒でありながら600族ドラゴンミラーを解決できる唯一無二の性能がポイント。
浮いてる鋼に打点を持っているドラゴンが少なく環境的にかなり動きやすかった。貴重な特殊枠かつ身代わり悪巧みで受け構築への回答にもなるので単体でできることが多い便利屋だった。
持ち物のメトロノームは身代わりを貼ってから悪波連打をすることでドオーでも止まりにくい特殊アタッカーとして運用していた。他にもラス1で発生するセグレイブとの打ち合いなど試合の詰めでも悪波のリーチが伸びることによって勝てた試合もあったので使用感はよかった。
ジバコイル@こだわり眼鏡
性格:控えめ 特性:頑丈 テラス:飛行
実数値 145-×-136-200-110-112
努力値 CS252 B4
10万 ラスカ テラバースト ボルチェン
構築の軸として採用したため選出率は一番高かった。
素早さ実数値112というところが強く、低速ポケモンはもちろん、Sを甘えたサーフゴーやロトム、カイリューといったポケモンにも上から高火力の特殊技をぶつけられるので目に見えない役割の逆転によって簡単にサイクルを崩壊させられる。
頑丈を盾に高速低耐久ポケモンを対面処理することもできるので出せない構築は存在しないぐらい環境に刺さっていた。
テラスタイプは弱点の格闘と地面に耐性が付く飛行を選択。テラバーストでモロバレルを出落ちさせたり、テラスタルを切らずに使うとヒートロトムへの最高打点になったりする。
現環境は特殊ポケモンであるだけでそれなりの役割があるので強い特殊ポケモンがいなくて困っている人は一度使ってみてはいかがでしょうか?
ヘイラッシャ@とつげきチョッキ
性格:意地 特性:天然 テラス:地面
実数値 225-167-135-×-114-59
努力値 A252 D228 S28
ウェーブタックル 地震 雪雪崩 地割れ
調整
AD 出来るだけ高く
S ミラー時の地割れの試行回数意識
対面駒兼サイクル用のクッション。
カイリュー以外のドラゴンが2〜3体いるような構築にめっぽう強い。回復ソースがないポケモンは大体役割対象。
天然ポケモンが持ってていい数値ではないので何をしてくるかわからないような構築を単純なスペックだけで封殺できるところも評価ポイント。
テラスは電気の一貫を切る地面。電気テラスを切ってくるポケモンを逆に返り討ちにできたりする。
技構成はチョッキヘイラッシャのテンプレ4つ。地割れはフェアリーテラスカイリューやビルドコノヨザルへの緊急的な解決手段に使う。
選出
まず第一に考えるのはカイリューが通りそうかどうか。天然・キョジオーン・セグレイブがいる場合や飛行を半減するポケモンが3体以上いるときはカイリューを極力選出しない。
対面選出
ここから4体。
物理が硬い相手に詰まないように特殊と物理の比率を考えて選出するのがポイント。一番多かった組み合わせはガブサザンジバコ。
どうしてもマスカーニャがきつい時にクッションとしてカイリューを出す場合もある。
展開選出
+刺さってる1体
デカヌチャンともう一体でサイクルを回して安全なタイミングでカイリューを着地させて全抜きさせるプランとデカヌチャン→カイリュー→ガブorジバコの直線的なプランの2通りで勝ち筋が太い方を選んだ。
2軸を合計した体感選出率は
ジバコ>ガブ>サザン>カイリュー>ラッシャ=デカヌチャンです
僕の脳内で考えているゲームプランを完璧に文字起こしできている自信がないので質問があれば気軽にブログのコメントやTwitterのリプ欄にしてください。
重いポケモン
スムーズな処理ルートがないのである程度の仕事をされてしまう。ガブリアスが寝言のおかげで最悪眠らされても構わないので逆鱗で突っ込んで強引に削る動きを取った。
マスカーニャ
対面選出をせざるを得ない時に来られると非常に困る。初手にくるタイプはガブと1:1交換を狙えるがサイクルが疲弊した試合後半に出てくると誰も受けが効かなくなり突破されることが多々あった。ガブリアスで鋼テラスを切ることも視野に立ち回る。
型が多すぎて選出段階で決め打ちができないのが厄介。展開選出の場合は相手より先にカイリューを展開できるかの勝負なのでデカヌチャンとカイリューをスイッチするタイミングを見極める。対面選出の時は鉢巻の場合は鋼テラスになれるドラゴンで打ち合って、ゴツメの場合はジバコで殴ってどうにかしてた。(どうにかなってない)
結果
TN エイナー 186勝116敗 最終77位
後語り
最もプレイ人口が多いシーズン1で目標にしていた最終2桁を達成できてかなり自信になりました。
私は固定のパーティを煮詰めたい人間なので環境の移り変わりが激しい一番最初のシーズンには苦手意識を持っていましたが、配信や構築記事、強い人のTwitterなど落ちている情報をあるだけかき集めた結果、ジバコイルが強いことに気づくことができたため構築として形になりました。情報収集マジデダイジ。
少しでもこの記事がこれから対戦を頑張っていきたい人の参考になったのなら嬉しいです。
おまけ
ここからはブラウザバックしてもらっても構いませんが構築記事を書くモチベーションの一つがオタク語りをすることなので挟ませてください。
TNの由来
メイン:エイナー
エイナー→Einor→逆から読んでロニエ
SAOのキャラクターです。今まで触れてきた創作物の中で一番好きなキャラクターです。
7世代でも8世代でもロニエは使ってきたので特別思い入れの強いTNでしたが9世代で勝つことができてよかったです。
というわけでエイナーは9世代が終わるまで使うと思うので今後ともよろしくお願いします。